花咲くいろは 第19話『どろどろオムライス』

緒花たちの高校の文化祭のお話、前編。
以前別の作品でも書いた記憶があるのですが、学園祭ですとか文化祭というものに熱中した記憶がなかった身といたしましては、緒花たちのクラスの盛り上がりが心底羨ましい。
当時はそんなこと考えた事もなかったのですが、やはり「その時」にしか出来ない事は「その時」やっておくべきで、歳を取りますとそういった後悔ばかりが増えてしまいます。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損」は実に正しい(笑)
さて、同じように盛り上がっているように見えても、あれだけの人数がおりますと各人の熱意には差があって当然でございまして、ミンチと他の女子との溝は埋めがたいものとなっておりました。…ミンチは「頑(かたく)な」ですからねぇ。
「熱」のあるところには衝突もあり、それは決定的な「分離」につながってしまう事もありますが、逆に別れがたい「融合」に向かう事もあります。対比として描かれていたミンチナコチのクラスでは起こりえない化学反応の行方が楽しみでございます。
「対比」と書きましたが、ミンチナコチの頑張りがクラスメイトたちに伝わらないなんて事になりましても、少なくとも一人はミンチナコチの事を理解してくれたようなのでそれはそれで。しかし絵のタイトルに「どろどろオムライス」はないよなぁ(笑)
本作のキャラのネーミングセンスのなさは異常!(笑)