うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000% Op.4『世界の果てまでBelieve Heart』

神宮寺レン回。
映画を観るのには映画館が最適である理由は、そこが外界から遮断された空間であり一定時間拘束されてしまうからでございまして、であるからこそ「日常」とかけ離れた物語に没頭できると考えております。
テレビで放送される映画は、「情報」としてはそれなりの意味はあると言えますが、もうそれは「作品」と呼べる代物ではございません。家庭で映画を観るときは、最低でも中座しないで観ることのできる環境を整え、ヘッドフォンで外界の音を絶って鑑賞するのが作品に対する礼儀と心がけております。
何でこんな事を書いたかと申しますと、本作もテレビアニメでございますので多分途中でCMも入るでしょうし(私は「ニコ動」で視聴しておりますのでCMは入りませんが)、視聴している間日常の生活音、はたまた「いい加減寝なさいよー」といった家人の罵声にさらされてしまう事も多いでしょう。
ですがそうした環境下での視聴では本作はただの「ネタアニメ」でしかございません。えっ?ネタアニメだろうって?いやいや、そうじゃなくて本作はアニメ絵で演じられている舞台なんですってばっ!!(笑)
大仰な芝居も、歯の浮くような気障な台詞も、「非日常」の空間で「観て」いる限りはそれを易々と受け入れることが可能ではないでしょうか?ないでしょうか!…大事な事なので(ry
前回も書きましたが、物語自体には珍しさもございませんし、舞台設定以外は古色蒼然とした作品でございます。
この作品のオファーを受けた時の紅優監督の心の内を知りたい(笑)ですが、もう完全に開き直ったかのような制作姿勢には頭が下がります。物語を見せるのではなく、そこで繰り広げられている「演技」「状況」に特化した作品作りは…大好きでございます(笑)
ただ、この手の作品の問題点はどうしても残っている印象でございまして、それにつきましては来週までの宿題だっ!…この作品を視聴した後は無駄にテンションが上がりますなぁ(笑)