あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第9話『みんなとめんま』

めんま」の存在を確信した「あなる」たちは、その願いを叶えるために走りだす。同時に「めんま」の存在が明らかになった事で、各人の心は様々な想いで揺れ始めるのだった、というお話。
私は「ここまで来たら花火の打ち上げまで一直線でいいじゃないかー」と考えたのですが、それは創作というものに対して淡白であり「詰め」を疎かにする行為でございまして、改めて創作に向いていない事に気付く(笑)
めんま」の存在を信じていなかった時と、信じた後の「超平和バスターズ」各人の心の在り様をこれでもかっ!と描き込む姿勢に脱帽。
最後まで描いておかなければならないことは描く「真摯さ」こそがクリエーターとしての本能…、いや描かずにはいられない「業」なのかもしれませんね。
いまだに「嫉妬」「後悔」「自責」といった行き場のない感情に憑りつかれている彼らが、どうやってそれらを取り除いてい行くのかが焦点でしょうか?
残り二話でどんな風に彼らの「想い」を昇華して下さるのか、長井監督と岡田さんの腕の見せ所でございますねぇ。