C #9『collapse(破綻)』

東南アジアで始まった「C」は日本までも飲み込もうとしていた。三国は日本を守るために「金融街」に融資を取り付け、防御に成功はした。だがその代償は未来を失う事だった、というお話。
「現在がなければ未来もない」と「未来のない現在に意味はあるのか」の戦いになりそうでございますが、個人的には「希望がなくなったら今頑張れる自信はない」でしょうか。
人はたとえ今現在がどんなに苦しくとも、明日に希望があれば歯を食いしばっても生きていけると考えれば、現在の負債を未来に回すべきじゃない…、いやこの作品では「今」が消え去ってしまうのですからそうも言ってられませんね。
こうやって堂々巡りになってしまう訳でございますが、スタッフがこの問いに対するどのような答えを用意して下さるのか大変楽しみでございます。
ただ、守るべき未来そのものとしてアセットが用意されていて、そのアセットと共に戦うといった構図を考えれば答えは明らかなのかもしれませんね。
意味も分からずキスをねだる真朱と、おでこに親愛の情からくるキスをしてあげる公磨のシーンが可笑しくも切なくて胸を打ってくれました。…本当に最近は涙腺が弱くなってきたなぁ(笑)