シュタインズ・ゲート #08『夢幻のホメオスタシス-Chaos Theory Homeostasis-』

岡部たちは「電話レンジ(仮)」を使っての実験を繰り返した、というお話でした。
実験自体は「厨二」がよくやるような他愛のないレベル…、と思っておりましたが「バタフライ効果」という単語が頭に浮んだ瞬間に観えているものが一変いたしました。
岡部たちもその実験がどういった結果を招くのかは分かっているようですが、実感として本当のことを理解はしていない。そしてこの他愛のない試みが世界を変えてしまった時、その行為の意味に気付く、と。
しかも一回変えてしまった世界はもう元には戻れない訳でございまして…、なかなかサスペンスでございますなぁ(笑)
いきなり大きな「歴史改変」をして物語が一気に加速するという手もあるかと存じますが、そうなりますと自称マッドサイエンティストレベルでは「ありえない感」の方が強くなってしまうでしょうし、まあそれはそれで「やりよう」があると思いますが、小さな偶然から大きな過ち(?)に静かに進行するのは良い展開でございますね。
原作のゲームであればプレイヤーが試行錯誤しながらルートを探す楽しみ(もちろん「バッドエンド」も)があると思いますが、アニメの場合その再現性がまだ上手くなく一本道の展開しか用意できない以上、「見せ方」が全てな処がございますので、このジワジワくる感覚は好ましいものでございます。
さて、今回最後の実験で何が変わったのでしょう?ルカの胸では分かりません!(笑)