TIGER & BUNNY #06『Fire is a good servant but a bad master.(火は従順なるしもべだが、悪しき主人でもある)』

これまでは「ヒーロー」たちの活躍(?)がメインに描かれておりましたが、いよいよ敵対する巨大(?)な敵が登場するようでございます。今回はそのイントロダクション。
虎徹の行動原理は「敵を倒す」という方向ではなくて「人を守る」という人として極めて真っ当なものでございました。だからこそ悪人ではあってもその命は守らなければならないし、命の価値を大切にしていると。
一方でバニーはそういったものにあまり興味がなさそうで、あくまで復讐のためヒーローになっているように見えました。
同じヒーローではあるけれど「見ている」風景は全く違うという事なんでしょうねぇ。これがこの先「共通の敵」と対峙した時の最大の不安要素として働きそうでございます。
それを乗り越えた時にこそ、二人は本当のヒーローになり、バディになると。…考え過ぎか。
今回微妙な作画のパートがございました。
CGが本格的に(大昔の「タイムボカンシリーズ」で一部導入された事は知っているのですが)導入された頃は、CGパートと手描きパートの落差に愕然としたものですが(ただし、この頃はCGのヘボさの方が際立っていたのですが)、現在CGの品質は手描きを上回っている部分もございますし、ふたつの境界は融けあっていると思います。
本作もモデリングされたパートと手描きのパートは融合していると思いますが、CGパートは「乱れ」というものがございませんので、逆に手描きの部分の僅かな乱れを浮き上がらせてしまうといった負の効果も顕著になっているようです。
なら全編CGで制作している方が良いのかと申しますと…、個人的には手描きの良さというものが捨てきれませんでCGを全面的に支持できないんですよねぇ。
アニメーターさん頑張って!
私に出来る事は、場末のブログから彼らを応援することぐらいでございます(笑)