花咲くいろは 第3話『ホビロン』

気難しい小説家・次郎丸太郎との間にトラブルを抱え込んだ緒花の顛末。
あれ?タッチが変わりましたねぇ(笑)
今回の事件の中心にいた次郎丸先生が官能小説家だったことがその原因なのでしょうが、何故選りにも選って官能小説というジャンルの小説家だったのかと考えますと、彼がそういうジャンルの作家だったからバカ話として物語を終わらせることが可能だったのでしょう。
他のジャンルの作家であってもバカ話として終わらせることは可能だったでしょうが、その場合物語の違和感は今回の比ではなかったでしょうし、もし真剣過ぎる内容になって「良い話」として処理してしまいますと、緒花と周囲の人物たちの距離が一気に近くなってしまう可能性もあり、しかしそれはまだ早いと判断した岡田さんのギリギリの選択だったのかもしれませんね。
それにこの流れだったから「ホビロン」も活きていた訳でございましたし、まだまだ緒花の奮闘が続くというところで次回に持越し出来ていたと思います。
…いや、単純にスタッフがああいった絵を描きたかった可能性の方が高かったのかもしれませんが(笑)
無敵の前向きさを見せる緒花でございますが、もちろんこのまま突き進んで行くのもよし、そんな緒花がどこかで打ちのめされてもよし。でもどちらかしか観る事は出来ない訳でして、しかし岡田さんならば素敵な物語を用意していてくれるのだろうと根拠のない期待に溢れてくる作品でございます。
…う〜ん、なんでも食すおっさんではございますが、ホビロンは無理だ(笑)