花咲くいろは 第2話『復讐するは、まかないにあり』

緒花、空回りしながらも持ち前の明るさと押しの強さで前進す、というお話。
シリーズ構成と脚本を手掛ける岡田麿里さんの特徴が光る…、というほど岡田さんの脚本に詳しい訳ではございませんが、最近視聴している(いた)作品、「こどものおもちゃ」ですとか「ざくろ」「放浪息子」などを観ておりまして、「キャラクターの感情の揺れが、物語を動かす原動力になる」といった作風に見えまして、そこがとても好ましく感じております。
まあこれは逆なのかもしれないのですが、どちらにいたしましても「丁寧にキャラクターを描く」と言う部分では妥協のない姿勢ではないかと。
まだ2回目ですので緒花以外の登場人物に関しましては「これから」といったところなのですが、民子や菜子もキャラは十分すぎるほど立っておりますし、彼女たちの内面が深く描かれて来るであろうこれからは緒花との絡みが一層面白くなりそうな予感を持たせて下さいます。
まあ岡田さんが否定した(拒絶し?)「空の宅配便」で活躍する緒花というのも観たかったような気もいたしますが、「状況」よりも「人間」を描く事を選択した岡田さんの心意気に期待しております。