へうげもの 第二話『茶室のファンタジー』

今回も楽しく視聴させていただきましたが、何故こんなに楽しいのかがよく分かっておりません(笑)
冒頭「この物語はフィクションにて候」と宣言しておりますが、まあ歴史小説などはほとんどご同様でございますので予め断っておくだけ本作は誠実なのかもしれませんが。
確かに実在の歴史上の人物を使い、残された文献を詳細に調べたところで、その文献が本当に正しいのかという問題がございます。偽書ということではなく(その可能性も重要ではございますが)、書かれた内容が権力者(勝者)に有利に書かれている可能性も含めまして「正しい」のか?という事なのですが。
…まあその真贋も確かめようはありませんしね(笑)
でございますので、作者がこの人物を取り上げて作品を書こうと決意した時から「主人公補正」と申しましょうか「都合よく」書かれている事は作者と読者の暗黙の了解でございましょう。
「フィクション」として面白くするためには如何様な「大嘘」も許される訳ですが、ここに「歴史もの」の難しさがございまして、まあある程度の「枠」と申しましょうか「枷」が存在している訳でございますね。…「枷」が弱い作品としては、最近では「戦国BASARA」という作品がいい例(?)ですが(笑)
「史実」と「面白くするための大嘘」のバランスが取れている作品が「歴史もの」として優れた作品なんだろうなー、と考えております。…今回の内容と全く関係のない感想ですね(笑)
本編。
「画竜点睛」の例として「おせん」の乳首(!)が挙げられているのですから、「そこは描いて見せなきゃ!!」とテレビの前で叫んだことは内緒です。…まあNHKでなくても最近のテレビアニメで乳首はNGなので、これは致し方なしでしょうが。