バカとテストと召喚獣 第2問『ユリとバラと保健体育』

Eクラスとの激闘の傷も癒えぬまま、FクラスはAクラスと次なる戦いに臨むことになった!というお話。
細かいカットをつないだり、キャラの頭身を変化させたり、絵のタッチを変えたりと、楽しませるために最善・最大の努力が見て取れます。
内容も変に重たい方へ行かずに、軽く明るいコメディに終始しておりましたし、この手の作品にありがちな「エッチ」な描写も控えめ(と申しますかほとんどございませんw)だったところにも好感が持てました。
今回もゲームシステムの説明がメインでございまして、この2回を見て大体把握できました(本当かっ!)。ストーリーを進めながら作品世界の説明もしなければならないのは大変でしょうが、この辺りも手馴れていたかと存じます。
概ね満足な本作ではございますが、一部不満…いや、納得がいかないところがございまして、それは召喚獣同士の対決の部分でございます。
あれですと単純にテストの成績が良い方が勝つシステムで、それならばあのような演出も不要になってしまうのではないでしょうか? テストの点数を攻撃と防御に「任意」に振り分けられるですとか、ある点数を超えると特殊な「何か」が召喚獣に付加されるですとか、とにかくもう一ひねり欲しいかな、と。
もちろん本作におきまして召喚獣同士の対決がメインではないということは理解できるのですが、少なくともアレ込でこの「バカテス」という作品なのでしょうから、この先に「変化」が見られることを期待いたします。