夢喰いメリー 第10話『夢から覚めずに』

勇魚の異変を察知して、夢路が由衣やエンギと「来たるべき日」に備えるお話。ここに来て千鶴の夢魔が登場いたしましたが、彼の役割が描かれるのは次回なのかな?
この作品ではミストルティンという「外部の力」によって、人々の「夢の具象化」である夢魔を狩られます。このミストルティンは「厳しい現実」の暗喩ということなのでしょうね。
「一度挫折した位で終わって無気力になってしまう、所詮それだけの夢でしかないのか?何故もう一度夢をみようとはしないのか!」というメッセージが隠されている…、といった妄想をしてみました(笑)
これが「命」をかけた戦いでございましたら展開も違うのでしょうが、「夢」という大切なんだけれど必ず実現する訳でもないものを賭けて戦う辺りが本作の持ち味でございますし、煮え切らないところなのかもしれません。
ですが、「外側」の力と戦うアニメが多い中、「内なる自分」と戦うアニメは貴重でございますし、実は大変好みでもございます(笑) 役者も揃ったようですし、次回からは終幕へ向かって加速して下さることを期待したいと思います。