フラクタル EPISODE 07『虚飾の街』

前回の感想を書いてからあちこちのサイトを覗きましたら驚愕の(笑)事実がッ!
えっ、あの男はクレインの父親だったの?
う〜ん、いくらアバターだけの付き合いとはいえ実の父親の顔を知らないってのも不自然なお話でしたねぇ。それに父子が交流していたのですから、葛藤ですとか相克のようなものが描かれていても…、不思議。
皆さんあのラストシーンの写真とフリュネの台詞で理解したようですけど、…相変わらず読解力が足りないなぁ>俺
で、今回。
給水のためネッサと出かけたクレインは飛行艇の不調から墜落してしまう。クレインはミーガンというドッペルによって救われ、フラクタルシステムがまだ生きている「ザナドゥ」という街に運び込まれていた、というお話。
ミーガンの知り合いの色男(名前を忘れておりますw)が登場して、実体は不自由な体でありながらドッペルであれば常人と同じかそれ以上の生産活動が出来るのだと見せてくれました。なるほど、こういう為ならフラクタルシステムも有用なんだと思えたのですが、これは最初に見せておいた方が良かったのでは?
そういう人間もいて、それでもスンダたちがロストミレニアム活動をする理由があるという納得のできる理由を描いてこそ、彼らの活動に正当性が与えられるのでしょうし、「救い」として存在している(のかなぁ?)僧院にも意味があるような気がしてなりません。
これまでのフラクタルシステムの描かれ方は単に「便利な道具」でしかありませんでしたし、その結果「便利さ」へ反旗を翻すスンダたちにシンパシーを感じられなかった訳でございます。
ここをですね、もう少し掘り下げて頂きたかったのですが、今回ネッサの能力が発動したり、クレインが撃たれたりと物語は急展開いたしましたので、この辺は多分スルーされそうな気がしております(笑)
今回も「絵」としては綺麗でしたし、よく動いておりましたので見所は十分でございましたが、う〜ん…。