フラクタル EPISODE 06『最果ての街』

今週の見所はクレインとフリュネが意地を張りあって駆けっこをするシーンと、人目も憚らず服を脱いで水遊びに興じるシーンのフリュネ、かな? …本編と全然関係がございませんね。
今回は「グラニッツ」とは別のロストミレニアムが登場したことと、クレインが謎の男と出会ったお話。
この「電波塔の男」が登場した意味がよく分からなくて困惑しております。旧文明の遺物を抱え込んでいながらフラクタルシステムの復旧を試みる。ここでこの男の複雑な心情が丁寧に描かれていたのならその意味を読み取ることは出来たと思うのですが、(恐らく亡くなった家族のものなのでしょうが)写真一枚で「分かれよ!」と言われてもなぁ…。
旧文明に惹かれているのならそれに則した行動を、フラクタルシステムに惹かれているのならあの遺物好きの描写はいらないんじゃないかと。
どちらも捨てがたいというのならその葛藤を描いて頂きたかったなぁ、と。…もちろん私の読解力不足で、描きたかった事、描いていた事を見落とした可能性は否定いたしませんが(笑)
それと、やはり「ヒロイン二人体制」(エンリを入れれば三人体制か)ですと、一方が描かれている時にもう一方が完全に「蚊帳の外」でございまして、そこも少し残念…、かな?
もっともフリュネとネッサは同一人物(ネッサは人じゃございませんが)ではないかという疑惑(笑)も抱いておりますので、その場合「表ヒロイン」「裏ヒロイン」と交互に描いていると考えられなくもないのでございますが(笑)
作画アニメ」(と言うのかな?)に否定的な山本監督としては忸怩たる思いかもしれませんが、ストーリー自体には新味が感じられませんがキャラの表情や動きだけ観ている分には大変楽しいアニメでございます。