バクマン。 第20話『協力と条件』

推理物のネームに悪戦苦闘する最高と秋人。服部から贈られた大量の参考資料は見吉が担当してくれて順調に消化でき、完成したネームを持って服部のところへ。服部は二人の熱意の前に「金未来杯」用の原稿と、連載のための予行練習に過酷な試練を課すのだった、というお話。
季節の移ろいを表現するためにティッシュ配りの女性を用意しておりましたが、重要なキャラかと勘違いしちゃうじゃないかー!(笑)
どうやら今シリーズ(次シリーズがあるかどうかは分かりませんが)の最終着地点は最高たちが連載を勝ち取れるかどうかのようですね。ライバルたちとそのイスを争うといった、地味ではございますが王道の展開ですね。
普通そのライバルの中に一人くらいは「嫌な奴」が配置されているのも「王道」だと思うのですが、本作はそうした安易な配置はしないようです。…当初エイジがそういう役割を背負うものと考えていた自分が恥ずかしい(笑)
これを「綺麗ごと」と呼ぶのは簡単なのですが、「悪役」を存在させないでお話を盛り上げる大変さを考えますと、作品内で提示されている事と同じく原作作者さんたちも苦労の多い王道を歩んでいるのだなぁと考えさせられました。
さりげなく最高と秋人、それに見吉と亜豆の間に隠し事がない描写がございますしたが、こうした気持ちのいい友人関係の描写は心洗われる思いでございます。
作中「早見沙織」さんが歌唱しているシーンがございましたが、設定通り「下手」に歌うのは大変なんでしょうねぇ(笑)
次週は新キャラ登場のようです、今頃かっ!