かみちゅ!第4話『地球の危機』

恒例、手抜きエントリー(笑)
2008年10月27日分より転載
うん。「宇宙人ちゃん」は可愛いし、新キャラの「イノ・シカ・チョウ」も(このネーミングは登場時から想像できて、予想を裏切らない展開に笑ってしまいました)神の使いとしての役目を立派に(?)果たして健気でございます。ただ4話めで初めて違和感がございました。
原因は「総理大臣」であることは明白でございます。この作品の「ノホホン」とした雰囲気にそぐわないキャラなんですよね。3話までは「ゆりえ」とその周囲の「のんびりとした」人々(と神様)がお話の中心でしたし、それと昭和時代らしき瀬戸内地方のゆっくりと流れる時間がぴったりと合っていたのですが(そうたいした悪意ではありませんでしたが)はじめてそうした人物が登場したことによって、その今はもう喪われてしまったかのような世界が崩れてしまったように見えてしまいました。
最終的にはいつもの「かみちゅ!」になっておりましたが、話の流れとして総理関係の部分は丸々カットしても当作のスタッフならば成立させられたのでは? と感じてしまいました。でもそれだと「E.T.」になってしまいますね(笑)
転載終了
再視聴いたしますと、「総理」の件は純粋無垢なゆりえさまが「人の悪意」というものに触れるという意味で必要なエピソードだったことに気が付きました。
ただ、そこで思い悩む方向にお話を持って行かないで、あくまでも「人の善意」を信じる方向でお話を作っていたようでございます。ゆりえさまはノホホンとしていながらも芯は強い、疑う事よりも信じる方が強い心が必要ですからね。