夢喰いメリー 第1話『夢現』

行きつけの某ブログで「スタッフで作品見るようではいかん!」と書かれておりまして、「そうだ!その通り!!」などと相づちを打っていたのですが…。
人がどのような夢を見るのか知る能力をもった少年「夢路」が最近毎晩見る悪夢(直立する猫たちに追いかけられる夢)を、下校時出会った少女「メリー」の帽子を拾った商店街の中で見ることに。それは夢なのか現実なのか、という第1回。
全体的に語られていた事(情報)は少な目でございましたが、「夢の世界から現実の世界へ出たいから生身の体が欲しいジョン・ドゥ」「能力は分からないけれど、夢の世界へ帰りたがっている少女メリー」「どちらの世界へも行き来できる(かもしれない?)少年・夢路」といった最低限の事は描かれておりました。
そうした要素が絡み合わせながらこれから物語で徐々に描いて行く事が目的の作品なのでしょうから、初回と致しましてはこれでもサービス満点なのかもしれません。
ただ、メリーがヒロインなのでしょうから彼女が彷徨っている理由や、その事で彼女がどういう心理状態なのかがもう少しあっても良かったように見えました。
「絵」といたしましては色々と独特な画面作りや、アクションシーンでのあれやこれや(笑) …いえね、OPのクレジットで「監督・山内重保」と見たからなのでしょうか、そちら方面(…ぶっちゃけますと、これも「キャシャーンSins」だw)の「絵」を観ることが出来ると期待したのですよ(笑)
で、冒頭の「スタッフで…」につながる訳なのですが、期待通りの画面を観ることが出来まして、もうそれだけで満足しちゃった、と。…いけませんねぇ(笑)
いや、何が目的であろうとそれは各人の好みなのだから構わない!どういう「取っ掛かり」でも視聴させることに意味があるのですから、と自己弁護しておきます(笑)
これからどういった方向へ進むのか全然分かりませんが、「本気のJ.C.STAFF」の制作のようですので期待したいと思います。