こどものじかん 4時間目『わたしのおかあさん』

りんの家庭環境のお話。
白井先生の正論を若い青木先生は素直に受け入れることが出来ない訳ですが、大変難しい問題でございますねぇ。
生徒の人生背負いきれる先生なんて存在する訳もございませんし、かといって知ってしまった以上何もしないというのは先生というより人としての問題ですし。でも人としてであろうと限界はある訳で…、う〜ん。
ここで安易に理想的な解答を出さないところに作者の真摯さを感じたのですが、重いテーマを扱う作品ですねぇ。
小さくても「女」であるりんの「見ていて欲しいけど同情は嫌!」という心情を理解するには青木先生には荷が重かったようです(笑)
何度も書いておりますが、個人的にあまり「生々しい」恋愛ものは苦手でございますし、ましてそれが小学生と教師というものですと、ねえ(笑) 
あくまでも爽やかな作風を期待したいものですが、扱っている内容(各々の立場の本音ですが)を考えますと、むしろこれから先もっとドロドロしてくるんでしょうねぇ、少し憂鬱。