とある魔術の禁書目録Ⅱ 第15話『女王艦隊(じょうおうかんたい)』

「女王艦隊編」第2話。
襲われた当麻たちが乗り込んだ氷の船はローマ正教の大規模霊装『女王艦隊』の護衛艦の一隻だった。艦内で「法の書事件」の懲罰で使役させられていたアニェーゼと出会った当麻とオルソラは、彼女から船からの脱出を手助けする交換条件としてルチアとアンジェレネの救出を頼まれる。どうにか二人の救出に成功した当麻たちは合流した建宮やアンジェレネたちから、アニェーゼはとある術式の発動のために命を落としてしまうと聞かされた、というお話。
少なくとも「女の子」のピンチに指をくわえて何もしない当麻ではございません、たとえそれがかつて戦った相手だとしても。こういった基本線が守られているのは本作の良い処でございます。
一方設定用語の面倒くささは本作の悪い処…、とまでは申しませんが、改良の余地があるところかと。これが小説であれば字面から色々と読み取れるものもございますし、一旦停止して理解できるまで読み返すという作業も可能なのですが、アニメの場合ある言葉に引っかかっても次の瞬間には次の難解な(笑)言葉が流れておりますので、そこら辺を何とかして欲しいものでございます。
それとですね、今回アニェーゼたちが再登場していたのを見ておりまして、「ここで再登場するのであれば『法の書編』から間を空けないでお話を作った方が…」と思いました。まあ、「時間の経過」がある程度必要だったことは見ていれば分かったのですが、そこを上手く処理するのが制作陣の腕の見せ所ではないかなぁ。
と、色々考えたりもしましたが、上でも書きました通り「女の子のピンチには立ち上がる!」といった単純な熱さと、インデックスを始め多数の仲間と戦う当麻を見るのは大変楽しゅうございます。
盛り上がったまま次週へといった「ヒキ」で期待は大きくなるばかり(笑)