STAR DRIVER 輝きのタクト 第十六話『タクトのシルシ』

「日死の巫女編」終了。マリノのシルシは破られ第3フェーズへ突入した綺羅星十字団はタクトとタウバーンを倒すためヘッドがレシュバルで戦いを挑んだ、というお話。
…ここ何回か「楽しみ方が分からない」とか書いてまいりましたが、不覚(?)にも今回は大変楽しませていただきました。
取り立てて新展開があった訳ではございませんでしたので、やはりタクトの過去が語られていたり、それがマリノの過去と微妙に重ねあったりした部分なのでしょう…、って他人事かよ!(笑)
大方の予想通りミズノはマリノが作り出した幻影…、とは違うのか。既に実体を持っているからそれはもう幻ではないという解釈は面白かったです。
多分それを可能にしたのはマリノの持っている「巫女」の力によるのでございましょうが、本当に実体があるのかが最後まで分からなかったところも面白かったです。
なんでもかんでも合理的な説明がなされれば良いってもんでもございませんし、「まあ皆さんで好きな様に考えて下さい」という曖昧な状態も嫌いではございませんしね。
それでもなにかしらのヒントのようなものは欲しい訳でございまして、今回タクトの行動原理と申しましょうか「亡くなった友から伝えられた言葉」という、本筋とは無関係のように思えますし、本当に小さなヒントに過ぎませんがそれが提示された事で目の前が急に明るくなったような気がいたしました。
ここに至るまでにそれを描けなかったのかという疑問がある一方、ここでこれを見せることに意味があったのだという気もいたしますし…。まあ、ここからが本番だっ!