Rio Rainbow Gate! #03『ミザリィ』

それじゃあただの「丁半博打」ですから!
あちらの映画で時々見るカジノのシーン。あそこでサイコロを使ったものも見かけますが、あれが今回の「クラップス」という遊びのようでございます。
ググって調べてみますと、単純で運の要素が強く、それでいて奥が深い遊びのようでございました。でも今回リオとミザリィがした勝負はとても「クラップス」と呼べるような代物とは見えませんでしたよ(笑)
さて、こんな事は書かないように努めておりますが、久々にヒドイお話を拝見いたしました(笑)
う〜ん、これを脚本のせいにするのは簡単なのですが、演出家や監督の手も通っているのですからそんな単純なお話とも考え難いですね。
オーナーが購入した屋敷に幽霊がいて、その幽霊(ミザリィ)がローザに憑依するのは問題はありませんが、そこから先が…。
ミザリィの好きなものが手羽先としておきながら、そのこと自体に特別な意味はなく、また本筋に大きくかかわらせるものでもなく。強いてあげれば「オチ」としてミザリィの肖像画の口がはれ上がったところに利用しただけでございまして、う〜ん。
肝心の「勝負」の場面でも、上でも書いた通り「クラップス」である意味がない勝負を展開。しかも「売り」であろう特殊効果もございませんで…、う〜ん。
新しいディーラーで、リオの親友リナの登場も脈絡がございませんで、う〜ん(笑)
絵もだんだんと崩れてまいりまして、せめてセクシー描写(断じて「エロ」描写じゃありませんよ!)だけにでも力を注いで下されば、見るべきものはあろうかと思うのでございますが、う〜ん!
と、「ニコニコ動画」を視聴した直後に書いたのですが、テレビを観た後ですと少し印象が変わりました。これは完全に積み込め過ぎでしたねぇ。もし「ミザリィ」のエピソードだけに絞って、彼女の未練を中心にお話を組み立てていれば、「人情もの」として成立していたように見えました。惜しい…なかなぁ?