バクマン。 第15話『デビューと焦り』

声優さんが演じる「声優さん」に萌えた(笑) そうかー、早見さんのライバルは阿澄さんかー…って、そういう作品じゃないよね(笑)
「王道」の何たるかを服部からレクチャーされて、最高と秋人は改めて「王道」の奥深さを知ることになった。その頃亜豆はオーディションに落ちたことに怯え、次のオーディションを受けることに萎縮していた、というお話でした。
そうなんですよね、一口に「王道」とか申しますが、同じことを描いていても仕方がない訳で。まあれですよね、同じ材料を使っていても調理方法や使用スパイスが違えば違う料理になってしまう、と。…少し違うかな(笑)
ですが細かく分析すると作品構成はたいした違いがないのに、出来上がった作品の印象は「王道」とひとくくりに出来ないほど違う訳でございまして、この差異こそが「個性」という、これまたよく分からないものにたどり着く訳でして、…王道も難しい。
それを考えて作ろうとしている最高たちと、直感でそこにたどり着いているエイジの今後が大変興味深いのですが、この作品も残り10回ですので、それこそ作中の台詞通り「俺たちの戦いはこれからだ!」で終わっちゃいそうですね。
もっともNHKはなし崩しにシリーズを重ねて下さることがございますので、その辺に期待したいと思います。
今回は最高と亜豆が挫折したり焦ったりしながらもお互いを励みに前へ進んでいるお話も描かれておりまして(こちらがメインだったこもしれません)、この内幕ものと青春もののバランス配分が今回も絶妙でございました。