こどものじかん 1時間目『なかよしのいっぽ』

2007年暮れに地上波放送だそうで、約3年前の作品。冒頭から際どい描写があったり、無音部分と邪魔な画面消しなどがございまして、多分当時でもこの自主規制はあったのだろうなぁと推測いたします。
可愛らしい絵柄や、全体的に「エッチ」な描写盛りだくさんな「絵」とは対照的に、描かれている内容はとても重かった。
「子供なんて大人の言う事を聞いていればいいんだ」という常套句に対して、子供だって傷つくし(「子供だから」か)大人を見ているんだよ、と。
そういえば昔「こどものおもちゃ」というアニメの最終回で「しっかりしてよ、大人!」という主人公の魂の叫びがあったことを思い出しました、うろ覚えですけど(笑)
あれは確か14・5年前の作品でしたから、結局子供から見た大人は何年経っても何も変わっていないという事なのでしょうねぇ。
そういった大人と子供の意識の差ですとか立場の違い、本当に守らなければならないもの、大事なことといったものを描こうとしているのでしょうが(本当かっ?)、だといたしますと過激な描写はどうなんでしょうねぇ…。
「売り」なのでしょうが、結果的にそれで作品の本質が歪められない事を祈るばかりでございます。