俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第10話『俺の妹がこんなにコスプレなわけがない』

桐乃の親友あやせから桐乃へのプレゼントの相談を受けた京介。黒猫や沙織と共に候補を探していた彼らの目の前に、ひとつの「ブツ」が飛び込んできて、というお話。
あー、一応同じサイド(笑)に居る人間といたしましても、あの「メルルコスプレ大会」の描写は「キモッ」でございましたでしょうか。私はああいった行動をしたことはないのですが、それはおっさんの青春時代にはああした風習(笑)がなかっただけでして、今彼らと同じ年齢だとしたら、そしてあの場所に簡単に行ける環境であったなら、あの仲間にならないでいられた自信は…。
おっさんの若かった頃は、あのリビドーの対象はアイドル歌手なんかだったと思うのですが、残念なことなのか幸いなのか、そうした方々に気持ちが向くことがありませんでしたので、あの群集心理は理解できなかったことを思い出したりいたしましたが…。
この作品では「アニオタ」限定で「キモ」さを描いてはおりましたが、本当にそれ(アニオタを馬鹿にしたり嘲笑ったりすること)が目的なのかなぁと、過去の自分の体験から考えてみたり。
バックステージでどのような感想を抱こうともステージ上では満面の笑みで観衆の期待の応える来栖加奈子嬢の反応も「プロ」としては当然で、本音を観客に見せなければそれ以上望むことは無いんじゃないかなぁ。
なにが書きたいかと申しますと、何かに熱中して周囲の反応を考慮しない集団というものはアニオタに限らず、それに興味のない人間にとっては一律「キモ」いのではないかと言うことでございます。
例えば、悪意はございませんが「昨日の試合結果を熱く語る野球ファン」ですとか、「スタンドで大声の応援を強制する野球ファン」ですとか、「某政治家を盲信して痛い発言を繰り返すナントカガールズ」ですとか…、悪意はありませんよ、本当に(笑)
結局、人は自分に理解できないものに対して「嫌悪」を抱くものでしかない、ここではアニメファンを対象にしていたけれど、実はすべての人の姿を代表させていただけじゃないか…、そんな訳ないか(笑)
…書いていて自分に突き刺さるものが多数ございまして、色々と痛くなってまいりましたので(笑)今日はこの辺で。