そらのおとしもの フォルテ 第4話『死闘!零下1.4度の温泉(かっせん)』

皆で楽しく雪合戦をしたお話、…間違ってはいないはず!
今週の見所はですね、保志さんの決め台詞であるところの「お館さまー!」を他のキャラが保志さんに言うという…
分かり辛いわっ!(笑)
ギャグパートとシリアスパートのバランスが絶妙…、と毎回書いておりますが騙されているような気もしてまいりました(笑)
今回は会長の特殊能力ですとか、英四郎の家庭の事情、そしてラストカットで登場して「私の娘たち」と呟いた智樹の夢に出てくる「天使」など、シナプスとの抗争やこの世界の成り立ちに大きく関係がありそうな「謎」が提示されておりましたが…。
思い返せば第1シリーズも同じように「謎」が提示されていたにもかかわらず、それらはほとんど解明されることなく終了していたんですよねぇ。
と申しましてもそれを非難しようとは思っておりません。「この作品は単なるバカアニメ(褒めてますw)じゃない。何かあるぞ」と興味を持たせる効果はございますし、実際それこそがこの作品のテーマなのでしょう。
でもそれを素直に描くのではなく、いやむしろ隠し味程度にしているところが見事かと。シリアスパートのお話だけを描きますと、本当に深刻な物語になりそうな雰囲気を漂わせて…、実はそう思わせているだけなのかもしれないと考えたり、いやいやその裏を読むんだと思わせたり(笑)
本当はどこに向かっているかは作者だけしか知らないのでしょうが、良い意味で視聴者を煙に巻いてくれていると思います。
今週は「あー、誰か戦国BASARAを観ていたんだな」ですとか「大魔神を好きな人がいるんだな」「ジャッキー好きもいるのか」といった小ネタをはさみつつ通常営業でございました。
先週同様イカロスとニンフの気持ちの描写はほんの少しだけ。と言いますか先週の描写があまり役に立っておりませんでしたよ。
アストレアを含めてエンジェロイドの「心の問題」も見たいなー、と考えている自分を振り返りますと、色々な仕掛けで(お色気も含めて)作品に対する興味を持続させることにスタッフは成功しているようです。
より多くの人間に興味を持ってもらう為に、様々な「フック」を用意しておく。本作はそれを実践しているかと存じます。