侵略!イカ娘 第3話『怖くなイカ?/天敵じゃなイカ?/新入りじゃなイカ?』

相変わらずギャグとしては不完全燃焼が続いておりますが、本作の場合イカ娘の可愛いリアクションだけで十分ですから何の問題もないでゲソ。
「侵略者」ものでギャグということですと、侵略する側が圧倒的な力を持ちながら、力が劣っている侵略される側に翻弄されるそのギャップが可笑しさに転化するものですが、本作のイカ娘に足りないものはその圧倒的な力の描写かと存じます。
1話冒頭でイカ娘の特殊能力は見せていただきましたが、あれは局地戦では役に立ちそうですが(しかし千鶴には通用しなかったわけですがw)戦略兵器でもありませんしね。
たとえば「わたしが一声かければ世界中を水浸しにできるのでゲソ」といった設定でもあれば「イカ娘、恐ろしい子…」といった力の優位さが際立ち、それでも「海の家・れもん」で使役(笑)されてしまうギャップが生じると考えたのですが…。
作者の思惑は分かりませんが、監督は本作、と申しましょうか「イカ娘」を使っては狂気の笑いではなく穏やかな笑いを見せようとしているのかもしれないと…、あっこれは毎回書いているな(笑)反省反省。
笑いのためとはいえ、あまりイカ娘が酷い扱いを受けないよう注意深く取り扱っているように見えてまいりました。…愛されているなぁ。
Aパートの幽霊話もイカ娘自体は平和に過ごせておりましたし、まあBパートは扱いは酷かったですが、実害はありませんでしたし、Cパートでは「侵略者」としてささやかな幸せも味わっておりましたし、こうしてみると悪い事はなかったな(笑)
いずれのエピソードもイカ娘が酷い目にあっていればそれなりに笑いに転化していたと思うのですが、そうするにはイカ娘の可愛らしさが邪魔ですね。うん、この作品はイカ娘の可愛らしさだけ観れればいいじゃなイカ
今週の至言
普段見えないものに怯える意味がわからないでゲソ