テガミバチ REVERSE 第四話『荒野幻灯台』

ラグが泣くお話は良い話です(笑)
今回も原作ほぼそのままのお話で、荒野を照らす幻灯台に想いを残した老人の思念にラグの優しい心が囚われてしまうというエピソードでございました。
当然の事なのですが原作をそのままアニメ化した場合、人々の心と触れ合った時のラグの「ココロ」の動きと、その感情の高まりの結果としてラグの涙に至る過程がスムーズでして、今回はそこが見事に表現されていたかと存じます。
本作の場合、やはり問題はオリジナル脚本の時でございまして、もうこのまま原作全部消化していただきたいと願うのでございます。…どう考えても無理ですが(笑)
「何もない」ところにどんなものを作っても「そういうものか」と思えるのですが、一つの強固で魅力的な世界がある場所に、そこに「合った」ものを作ることの難しさを本作は教えてくれているかと。
次回も原作のお話のようなのですが、予告を観た限りでは何か改変されているような気がしたのですが、気のせいだと嬉しいのですが…。