Panty&Stocking with Garterbelt #04『ダイエット・シンドローム/ハイスクール・ヌーディカル』

この作品がアニメの既存の表現方法に限界を感じて新しい表現を模索しているのだとすれば、それについて「観るしかない」者といたしましては素直に「頑張って下さい」としか書けはしません。
ですが商業作品として発表されているのだとすれば、表現は「目的」ではなく「手段」なのですから、もう少しなんとかしていただきたいなぁ等と考えてしまいます。
そんな中第7話の「ダイエット・シンドローム」はありきたりのお話ではございましたが、テンポも良かったですし、時折見せてくれた某作のパロも楽しく笑わせていただきました。
…いただいたのですが、これは脚本と演出の手柄であって、本作の「うり」であるあの表現がなくても問題がないものでしたが、そうなりますとこの作品の存在価値そのものを否定してしまうかもしれない訳でして。う〜ん。
第8話の「ハイスクール・ヌーディカル」は通常の下品さ爆発でございましたが、こうして観てまいりますと本作は下品で下劣な内容を描いてはおりますが「淫靡さ」に欠けているなぁと思うに至りました。
確かに下品・下劣であっても「あっけらかん」としているから放送できるのであって、これに「淫靡」な雰囲気なんか加えたら多分放送自体ができないのでしょうね(笑)
でも本当に「タブー」の限界に挑戦するのでしたら、その部分にも挑戦していただきたいものでございます。このスタッフであればさぞかしエロい表現ができそうなのですが。…無理かなぁ。