そらのおとしもの フォルテ 第3話『煩悩(プライド)ある戦い』

恒例のお祭り話。前回はサバイバルゲームでしたが、今回は「SUMOU大会」という名のプロレス大会でした。そういえば昭和の昔、夏祭りの会場でプロレス大会を観た記憶が蘇りました。
ということで、色と欲の両天秤に燃える智樹にとっては触り放題のプロレスは天国でございましたが、当然そはらがそれを許しておくはずもなく、予想されたオチに(笑)
もうね、どうしてこんなところに力を注ぐのか?というくらい全力を尽くしてプロレス描写をしておりましたが、そこにスタッフの「愛」が感じられまして笑ってしまいました。
どこを目指しているんだっ!!
この作品のスタッフとは美味しい酒が飲めそうな気がしております。
さて、アストレアが参加しましたが、イカロスとニンフのお話も遅々として進んでおりません。当たり前ですよねぇ、馬鹿馬鹿しいお話の終わりに少しだけ描かれているだけですので進むわけがない(笑)
ただ今回はニンフが自分の気持ちをしっかりと受け止める場面がございましたし、そんなニンフを見てイカロスも自分の気持ちを確認している場面がございまして、あまり進んでいないけれど停滞している訳でもない微妙な進行状況がまたこの作品らしいな、と。
拒絶していた「りんご飴」を「好き」と素直に言えるようになった演出は、前シリーズからの持越しでしたが、長い伏線の回収でしたね(笑) 長過ぎるよ!
そしてイカロスのお面に隠された表情の演出ですが、こちらも分かり難い!(笑) ギャグパートは分かりやす過ぎるくらいなのにシリアスパートの演出は本当に遠回しでございます。
このメリハリもこの作品の魅力でございますが、すべての要素の中心が「智樹」というところに一抹の不安も(笑)