おとめ妖怪ざくろ 第一話『いざ、妖々と』

原作は未読。今千秋監督、制作は「普通」のJ.C.STAFF。ニコ動で視聴。

改暦したての世、妖人(=妖怪)にまつわる事件を取り締まることを目的に人間と妖人の代表者で「妖人省」が設立されることになった。 陸軍少尉の総角景(あげまきけい)、芳野葛利劔(よしのかずらりけん)、花桐丸竜(はなきりがんりゅう)の3人は命を受け妖人省へ赴任することに。 ところが、彼らと一緒に任務につく仲間として紹介されたのは、半妖とはいうものの、頭に耳が付いていること以外は全く普通の女の子たちだった。

時代としては明治なのかもしれませんが、その辺は今回を観た限りでは曖昧。もっとも時代背景は何時でも構わないように思えたのですが、あまり無粋な近代兵器や建造物が登場しない方が妖人との対決が映えるという判断でしたら、この時代設定は正解かもしれません。
あまり期待しないで視聴したのですが、テンポよくキャラクターの紹介や作品世界の説明がなされていて、しかも万遍なく笑いが散りばめられ、さらに少女マンガ(?)らしいロマンスの香りも予感させるというこれ以上ない初回でございました。
取り立てて「何か」あるといった作品のようには見えませんでしたが、小難しい設定もなさそうですし、「櫛松」のキャラ造形も楽しいので疲れている心を癒してくれる作品ではないかと(笑)