ゼーガペイン #25『舞浜の空は青いか』

フェイタスの舞浜サーバを守っていたルーシェンとメイウーはアビスとシンによって排除されてしまうが、QL積層化技術によって復活したキョウとリョーコの乗るアルティールが逆にアビスたちを追い詰める。だがジフェイタスを攻撃していたオケアノスを乗っ取ったナーガは、舞浜サーバへアビスたちを送り込んで内部からサーバ破壊させようとした、というお話でした。
次週が最終回ですので、積み残した「手札」をオープン。シズノ先輩はナーガによって作られたAIの幻体であったり、幻体を実体化するための装置は現状の科学力(セレブラム側の)ではすぐには作れない事、そして舞浜サーバを地球に運ぶためには「誰かが」実体化しなければならない事など。
辛い役目を背負うのは主人公の務めでございます。キョウはその役目を背負ってリョーコに別れを告げます。この場面、感情を喪失したリョーコのほほを伝う涙が、もうね(泣)
永遠ではないのかもしれませんが別れなくてはならない。いつか会える日が来るでしょうが、その時二人の(いや、サーバ内の他の人間とも)時間はまるで別のものであることは容易に想像できます。
それでも皆の時間を取り戻すためにキョウは前に進みました。キョウにとっては多分一瞬、でも他の人間にとってはもしかすると永遠の別れ。辛いなぁ…。
ですが唯一救いは、本作の主人公のキョウが常に前向きな性格だったことでございます。「以前の」キョウは違ったようですが、「今回の」キョウは明日を諦めておりません。それがこの作品の救いになっていたかと。
さて、いよいよ次週は最終回。どういった救いが用意されているのでしょうか、とても楽しみでございます。