ストライクウィッチーズ2 第9話『明日に架ける橋』

ガリアの被災地を訪問し復興の手伝いをしていたペリーヌは、橋が壊れてしまったために友達と学校へ行けないという子供の訴えに心を痛める。どうにかできないかと悩むペリーヌ。そんな時訓練のために潜った海で宝の箱を見つけたが、というお話。
いきなりではございますが、あの壊れた橋を見た時「とりあえす丸太を組んで渡れるようにできるのでは?」と思いましたし、実際オチはそういうものでしたのでここは「脚本」としては弱かったかなと思いました。
かといって人の手で復旧できないほど破壊されてしまっていては、過程においてペリーヌが悪戦苦闘したお話と結びつかなくなってしまいますし、…誰もが納得するような辻褄を用意するって本当に難しいですね(笑)
今回は水着回。この作品で水着回が必要なのかとも思いましたが、水着は水着で需要はあるのかもしれませんね(笑) 特に上官たちの水着は貴重かも?
芳佳ほどストレートではありませんが、ペリーヌもまた「誰かのために」必死で頑張っているという事を描いたお話。毎回ウィッチーズの面々の内面を丁寧に描いておりますが、こうした積み重ねがラストでどう昇華するのか、今からとても楽しみでございます。
上記のように細かいところで気になる部分はあるのですが、それが全体を壊すところまではいっておりませんし、観ていて安定感は抜群です。
「大切なのは気持ちだ。お前のそのガリアを思う気持ちこそが一番大切な宝なんだ」という美緒の台詞は字で読むととても素晴らしいのですが、酔っ払いに語られても説得力は(笑)
深刻過ぎず、かといって笑いだけにも走らず。このバランスこそが本作の魅力でございます。