オオカミさんと七人の仲間たち 第9話『おおかみさんと毒りんごが効かない白雪姫』

りんごと白雪姫乃のお話。そして水着回(笑)
赤ずきんちゃんと狼は同一おとぎ話で、白雪姫とりんごも同一おとぎ話に登場する、と。ちゃんと関連している訳ですね、上手い上手い…かな?
それはともかく、今回は「りんご」のお話。これでタイトルの「七人の仲間」でまだ描かれていないのは「マジョリーカ」さんと「リスト&アリス」だけということになりました。
今後どういう展開になるのか分かっていない段階で書くのですが、新番組なのですから主要キャラを順番に描いて、それから新展開として「子狼」が登場した方が物語としては観易いように…、と書いたところで別のことを思いついた(笑)
漫画にしろ小説にしろ、シリーズとしての長期保証なんて今時ありませんよね? 人気(売上)があればその間の継続が約束されているだけで、売り上げが落ちてくれば良くて「テコ入れ」、大多数は「打ち切り」が現在の流れでございましょう。
といたしますと、作者さんは日々目の前のエピソードに全力を上げるしかない訳で、シリーズとしての構成や伏線の配置なんてことを綿密に計算したといたしましてもあまり意味がないのかもしれません。
なにか最近の作品が「場当たり的」に感じてしまう原因もその辺にあるのであって、作者さんや作品自体の問題ではないのかもしれません…、といったことを思いついたのですが、今更か(笑)
本当でしたらアニメ化に際しその辺を再構成する作業が必要だと思うのですが、下手な方がそれをやっちゃいますと原作の持ち味を殺してしまいそうですし、上手くやったといたしましても原作ファンに非難されそうですし、難しい問題なのかもしれませんね。
今回りんごさんの「黒い」部分と「純」な部分が上手い具合に描かれておりまして、単独のエピソードといたしまして大変楽しませていただきましたので、シリーズとしてのバランスという問題が却って浮き彫りになったように見えましたので内容に関係のない感想を書いてみました。
まあ、この作品に限った問題ではないのですが…。