学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD ACT6 『In the DEAD of the night』

戦士たちの小休止。しかしたどり着いたマンションの外はさらなる地獄が展開していたというお話。
先週の感想で「南リカと合流」などと書きましたが、孝たちに「武器」を手に入れる方便として静香先生の友人設定だったようです。とは申しましても、警察関係者であってもあの大量の武器が部屋に置いてある時点でリアリティは…、どうなんでしょう?法規関係に疎いので分かりませんが。
まあ、その旨何度も作品冒頭で告げられておりますのでフィクションとしては問題なし、と。これがアメリカが舞台ですと、何の疑いもなく「アリ」かな?と考えてしまう程度のお話ですので(本当か!)、ここは楽しさ優先でスルーしましょう(笑)
問題は武器を手に入れたと言うところでございまして、「奴ら」にだけ使用するのでしたら良いのですが、生き延びるためには時として「奴ら」以外にも使う事になる可能性もあるわけで。「諸刃の刃」であることを自覚いたしませんと大変な事になりはしないかと心配。
でもそうなった時にこそ極限状態での人間の本性が出現すると思いますので、単純に見たいなぁ、と。…外道だな>俺
さて、先週の予告を観た時点で「サービス回」であることは予想できていたのですが、お風呂場のシーンや毒島先輩の裸エプロン、静香先生のキス魔などは単なるサービス描写でしかございませんでした。もっとも生死を賭けた逃走劇の緊張から解き放たれた描写と考えますと妥当なエロだったかもしれませんが。
ただ、孝と麗のそれは違う意味があったように思えまして、それこそ極限状態の緊張の中で若い二人がお互いの体を欲したと見えましたのであのエロは必要なシーンでございましょう。二人きりならそのままやっちゃったんでしょうが、さすがに、ねえ(笑)
同じエロシーンでも自然に見えるエロであるならば、個人的には「いいぞ、もっとやれ!」と声を大にして支持したいと思います。
外。
警官隊と暴徒のエピソードはパターンかな?と観ておりましたが、最後に暴徒の先導者を撃ち殺した指揮官が自殺する描写に驚きました。パターンであればこの後彼は狂気に取りつかれ、市民を守るをお題目に殺戮を指揮するところなのでしょうが、行為の責任を取る形で自らの命を絶ってしまう。
狂気の世界にあって尚人の尊厳を描こうとしている本作はどこに向かっているのか、そういう興味を抱かせてくれるエピソードでございました。