ゼーガペイン #16『復活の戦場』

やってきた「9月1日」に全てはリセットされた。そして復活したはずのリョーコはアルティールの中だけでしか意識を回復できなかった、というお話でした。
カワウチたちと和解して「明日」のためにリレーをするキョウたち。高校新記録のペースで進むリレーと、迫る「期限」の午前0時。ゴールして見上げるキョウの視界には誰もいなかった。…泣いた。
今の自分の記憶・想いを失くしてしまう事の悲しみと、他の皆がそのことを覚えていない悲しみ。一歩も前に進むことが出来ず、同じ場所をグルグルと回っているだけの青春、ですか。切ない。
そんなキョウにとって唯一の救いだったリョーコはアルティールという場所に縛られてどこへも行くことができなくなってしまいました。
時間と場所の違いはございますが、どちらも意味は同じ。「どこへも行けない」
この「環」の外へ彼らはたどり着けるのでしょうか?EDの詩の意味や絵を観ておりますと、胸が締め付けられます。始まった当初はその意味するところが分かりませんでしたが、物語が進むに従いその内容が意味するものを理解して恐れております。
アニメソングがどのようなジャンルの方によって作られようとも、曲調がどうであっても構いませんが、せめてこの今日のように作品の内容にあったものを作っていただきたいものでございます。
しかし私がこのEDを聴いて想像するような結末だけは迎えて欲しくありません。辛すぎるぜ…。