ゼーガペイン #15『リインカーネーション』

「100回の夏」ですか…。
リョーコのデータが復元可能と知ったキョウは喜びに震える。だがその前にアンチゼーガ・コアトリクエへの対処を優先するシマ。その頃「舞浜サーバ」の中では異変が起こっていた、というお話。
永遠に終わらない夏は比喩だから美しいのであって、現実に繰り返されるとしたら地獄以外の何物でもございません。ただその事実を知らないでいられれば、それはそれで幸せな事なのかもしれません。
昨日までのキョウはそうでした。そして明日からのキョウは「知ってしまった」ために、地獄を行く旅人となってしまった訳でございます。例えリョーコが戻ってきたとしてもその事に変わりはありません。
う〜ん、当初の予想より救いのない物語になってまいりました。
ただ、以前書いた通り主人公の名前が「キョウ」であるところに救いを感じても宜しいのでしょう?明日でもなく昨日でもなく「今日」である意味。つまるところ生きるとは「今」でしかないのでしょうから。