Angel Beats! [EPISODE,12] Knockin' on heaven's door

こういうキャラを演じさせたら石田彰さんの右に出る人はいないな(笑)
以上、今回の感想でした。マテ>俺
「ゆり」の未練は弟妹たちを守れなかった事なのは何度となく本編で語られておりましたが、「未練」であれば「現世」でその答えを探すのが正解だと思います。
それを踏まえて、今回のエピソードを観ていてこの作品になかなか共感できなかった理由が判明。
結局音無と奏以外の全員が、過去と未練にとらわれて前へ進もうとしない。現状の「楽しい時間」を永遠に過ごしたいだけ。つまり「後ろ向きの戦い」に終始していたから。…かもしれません。
やっぱり「戦い」は前向きでないと、ね。
確かにゆりが語ったように「新しい人生は今の私の人生じゃない」は正論なのですが、既にお亡くなりになっている時点で他の選択肢はございませんので、ねぇ。
これが例えば「神様に直訴してもう一度前の人生をやり直させる」ための戦いであれば、かれらが戦う理由もそれなりに正当性があったと思うのですが、「神様の思う通りになんか生きてやらない」というのでは。世間ではそれを「我儘」と呼ぶんです。
それと最後の最後を「超越した存在との問答」で締められますと、今までのお話はなんだったのかという無力感に襲われてしまいます。
結局色々な要素をぶち込んではみたものの、煮込んだ時間が足りなくて生煮えのように見えてまいりました。
次回最終回。良い最終回だと嬉しいのですが。