閃光のナイトレイド 第11話『闇の探索』

う〜ん、腰の引けた制作姿勢の弊害が垣間見えたような気がいたします。
正直この程度の陰謀であれば6話くらいでまとめられたでしょうし、この陰謀でシリーズ全体を引っ張るのであれば軍部の関与まで踏み込みませんと、物語りにスケールを感じることができません。
多分この作品に一番欠落しているものは、時代背景からくるリアリティの欠如だと思うのでございますが、でもそこへ踏み込むみますと「ヘタリア」の例もございますから難しいのでしょう、むむむ・・・。
陰謀と言うことであれば押井守さんが「パト2」で見せてくれた緊迫感、この時代と言うことであれば最初の頃感想で書いた「黄土の奔流」といった過去の作品を参考にした方が宜しかったようの思えます。
いや、そこを目指したわけじゃないから、と言うのであれば「ごめんなさい」と謝るしかないのですが。なんと申しましょうか「作品から感じる圧力」というものが低すぎる!・・・のかもしれません。
随分面倒な舞台設定を選んでしまった作品なのだと、改めて感じました。