Angel Beats! [EPISODE,10] Goodbye Days

音無は「成仏作戦」の最初対象として「ユイ」を選んだ。彼女の「やりたいこと」を叶えるため音無は奮闘するのだった、というお話。
ある意味で先週書いた感想、「最初から素直に傷ついた心を癒し慈しむことで満足させて成仏させてあげる物語を作れば良かったのではないでしょうか」の理想の形でございました。
で、それを観ての感想はと言えば、これで十分というものでございました。・・・我ながら要求レベルが低いとは思いますが(笑)
問題なのはこのエピソードが単体で成立して見えてしまうところでございまして、ならシリーズの積み重ねってなに?と。
最後にユイに告白する日向の存在こそ積み重ねの結果だと思い込もうといたしましたが、特にそれらしい描写もあったようにも見えませんでしたので、取って付けたようにしか見えません。
色々ツッコミどころもあるのですが、少なくとも今回のエピソードだけは支持したいと思います。
でもそうなると余計にシリーズ全体の一貫性が気になってしまいます。SSSの存在理由ってなんなんでしょうね。
一番問題なのは立ち向かう「運命」の向こうにいる(であろう)「神」の存在が全く描かれていないところにあるように思えます。「見えない敵」と戦っているって、単なる自己満足のためにしか見えなくって・・・。
残り何話なのか分からないのですが(多分三話?)、そこら辺が改善されるといいなぁと思います。