ゼーガペイン #09『ウエットダメージ』

ああっ、「縛り」がどんどん厳しくなってまいります。
期末試験の問題、それも中学生レベルの問題を憶えていないキョウを前半に見せておいて、視聴者に色々とその解答を想像させる。しかし実はこちらの想像よりも厳しい解答だった、というお話。
「サーバーが物理的に破壊されればキョウたちは消える」という事はこれまでのお話で分かっていたつもりだったのですが、なるほど、戦闘のための転送で「人間」としての情報が劣化して最終的には「死」んでしまう訳ですか。これはキツイ。
戦わなければ敵によって「情報」は破壊され「人間」としての存在を維持できない、けれど戦うことで死に近づいて行く。どのみちキョウたちは勝てないって事なんでしょうか?では何のために戦うのでしょう。
でも「今」のキョウは二番目(?)らしいので、「情報」を入れたサーバーさえ無事なら何度でも再生可能・・・。そうか、それはもう別のキョウという意味なのか。「我」というものが単に肉体を指すのではない、と。
そして主人公の名前が「あした」でも「きのう」でもない「今日」という意味であるのなら、「生きる」とは過去も未来も関係ないという事なのかと理解しておきましょう、・・・現状は(笑)
生徒会長の意味深な台詞や、次週予告を観ておりますと、もっと酷い「縛り」がキョウの身に降りかかりそうですから。この物語に「救い」はあるのでしょうか?「ある」と信じながら次週を待ちたいと思います。