迷い猫オーバーラン 第8話『迷い猫、抜いた』

池田ァァァァァ!!(笑)
今週の責任者は「小野・咲・学」さん。
いや、冒頭を見た瞬間、誰が監督かは分かりました(笑) そして(雰囲気と舞台が)そっくりな作画に「ゴンゾ?」と思いましたが、どうやら先週に引き続き「サンライズ」が担当していたようです。
まあ3DCG担当は「サンジゲン」でしたし、CGのDは鈴木大介さんと田中臥竜ですからそっくりで当たり前なのですが。所謂セルフパロですね。先週のエッセンスを取りだしたパロディよりも、今週の「モロ」の方がずっと楽しゅうございました。もうある意味バカの極みでございますが(笑)
この方法の弱点は「元ネタを知らない者には楽しさが半減」と言う事でしょうか。でも必要以上に視聴者に優しくする必要があるかと考えますと、う〜ん。個人的には大変楽しませていただきましたので宜しいかと(笑) 「パロ」に興味が無い人向けに適度な「お色気」も用意されておりましたし。
それに今回は単純な「パロ」ではなく、巧に気に入られたい女心と巧のために何かして上げたい女心とニャアな女心(なんだソレ)を「芯」に置いてあるため「パロディ」が目的なのではなく方便であることが明らかで、無駄に思えた盛り上がりを効果的に演出していたかと存じます。
それでいながら初期の、と申しますか多分本来の「迷い猫」の世界へ回帰して終わらせる巧さは見事でございました。笑わせておいていい話で終わらせる。作品世界から逸脱しているように見えながら、着地は本来の地平に落ち来てくださるのでしたら、監督の持ち味を出した作りも悪くは、いえいえ、大歓迎したいと思います。
次週予告で「そろそろ混ぜろよ・・・」と鈴木が喋ったときには冒頭で書いた通り「池田ァ!!」と心の中で叫んじゃいましたよ(笑) ここまで気を配って作って下さったのですから、ここも「森永理科」さんんを起用していただけたら満点だったのですが(笑)
今週は本当に楽しませて頂きました。