HEROMAN EPISODE#8『COMBAT』

二手に別れた侵入したもう一方、デントンとサイもスクラッグに行く手を阻まれていた。博士の開発した「音波兵器」で局面を打開していたが、そこへゴゴールが現れて窮地に陥る。その時ジョーイとヒーローマンが駆けつけて、というお話でした。
ラスボス戦を展開しながら次エピソードも同時進行。マッドサイエンティストの南博士=本当の敵は「人間」といった流れになりそうですが、このスクラッグ編はアッサリ終了してしまうのでしょうか?「惜しみ無い」と申しますか「潔い」と申しましょうか。
そもそも「ヒーローマン」の出自が明らかにされておりません。で、このキャラ配置で大昔の日本のロボットアニメですと、間違いなく「因縁話」が加味されていると思うのですよ。
スクラッグと「ヒーローマン」の中の人の間でかつて繰り広げられた宇宙規模の戦いですとか、スクラッグの後に実はもっと邪悪な存在が居て、実はそれは「ヒーローマン」の中の人と同じ生命体だったですとか。子供の頃夢中になって観ていた作品にはそういうのが多かったような(笑)
まあそこら辺はともかくといたしまして、ジョーイの運動能力が飛躍的に向上していた理由の説明も特に無い辺りに本作の制作姿勢が見て取れるのかもしれません。
物語を複雑化して極一部の方々を喜ばせるのではなく、単純化することによって子供にも分かり易く受け入れられ易くすることに腐心していると見ても宜しいかと、・・・どうでしょう(笑)
ボンズの作画とコヤマシゲトさんの絵柄ですから色々と考えてしまいますが、シンプソンズの絵で作られていたなら、いえそこまで(笑)いかなくとも、もう少しアメリカナイズされたポップな絵柄で作られていたのなら、印象は全然違うんでしょうねぇ。