Angel Beats! [EPISODE,06] Family Affair

今週は前回実験を握った副会長直井の野望編。はたして「この閉鎖された世界」で神になる事にどんな意味があるというのでしょうか?
相変わらずシリアスとギャグのバランスが微妙。直井による「死んだ世界戦線」メンバーの大量虐殺シーンのシリアス描写こそギャグに転化すべきところだったと思うのですが。・・・死なないんですから。
この作品に登場する若者たちは皆若くして死んでいる訳で、そりゃあ現世に未練もあるでしょう。また他人にとってはどうでも良い事のように見える悩みや苦しみでも、当人にとっては世界の一大事と同じ意味を持つであろう事も理解できます。
で、若者の立場に添って「君たちの苦悩は理解出来ますよ」といった創作の仕方に見えてどうにも居心地が悪かったりいたします。・・・おっさんの立場で「お前等の悩みなんて何の役にも立たない」といった説教するアニメも見たくはありませんが(笑)
「僕たちの苦しみなんて誰にもわからない!」という部分だけで物語を作るのは、いい加減止した方が良いと思うのですが、どうなんでしょう?
これは若い方なら共感できても、そこをくぐり抜けて生き残ったくたびれたおっさんにとりましては「・・・若いな」としか思えないのでございます。
もちろん、これらを踏まえて怒涛の展開と世界の浄化を見せていただけるのでしたら、こうした感想は全くの的外れなのですが。そうなってくれる様期待しております。