Angel Beats! [EPISODE,05] Favorite Flavor

作戦内容がどんどん「せこく」なっているように感じるのは気のせいですか、そうですか。
今回は「天使」の名誉を失墜させて精神的ダメージを与えるために、テストで天使の順位を下げる作戦だった訳ですが・・・、いやこれは酷い。
作戦内容が内容でしたので、最終的に天使の裏業のようなものが発動してゆりたちの作戦は徒労に終わったといったお話に落ち着くのかと思っておりましたら然に非ず。天使はゆりたちの思惑通り生徒会長職を解任されひとりぼっちになってしまいます。
この作品がどの方向を目指しているのか分からなくなってしまうのは、こうした後味の悪い描写がそこかしこに挿入されるところでございまして、今回の対天使(「たちばなかえで」という名前だそうです)の結果だけを見れば「苛め」としか見えません。
「天使」と言うものに対する視聴者の先入観を崩そうと思ったのかもしれませんが、こんな結末でしたら今回の不始末の責任を取って天使を成仏させた方が良かったんじゃない?と思えてしまいました。
・・・と、ここまで書いてきまして「もしかすると製作陣はこの後味の悪さを我々に味合わせたいのかもしれない」と思うようになってまいりました。
気持ちのいい事ばかりを選べる時代でございますし、嫌なら「観ない」という選択もある訳ですが、世の中は後味の悪い事ばかりなんだぞ!そこから目を背けるなというメッセージの一端・・・かもしれません。考え過ぎかなぁ。
個人的には「悲惨」な物語でもなんら問題はないのですが、作中の描写とのギャップが、ねえ。