迷い猫オーバーラン 第6話『迷い猫、困った』

今回の責任者は「池端・野球娘・隆史」さん。
お話は、名前が決まった「迷い猫同好会」だったが、活動内容がなかなか決まらず困ったメンバーは活動内容を広く一般から募集するため「プロモーションビデオ」を作ることになった、という前々回同様のバカ話でございました。
前回から比べますと、大分作画のレベルが落ちているように見えまして、それだけで視聴中の集中力が途切れてしまいます。キャラの可愛らしさが「売り」でございますので残念。それとやはりお話が脇道にそれた(今回のお話は完全に逸れているわけではないのですが)場合、キャラの設定に違和感が残ってしまいます。
仮にこの作品が半年位続いている作品で、キャラもそれを取り巻く作品世界も強固になっていたのなら、今回や前々回のようなお話は「あり」でしょうし、毎回違う監督が同じ素材を使いながら違う料理を出すというやり方も楽しめると思います。
ですが実際はまだ6話しか消化しておりません(でも、シリーズの半分は消化しているんでしょう)し、キャラも世界も完成されていない時点でのこれは空回り以外のなにものでもないかと。
今回乙女さんが巧たちの撮影先である世界の秘境へ何度も登場いたしておりますが、これも「乙女とはそういうキャラだ」という視聴者との明確な「約束事」があってこそ「笑い」に転嫁されるのでございまして、その辺の描写が不足している状態でこうしたシーンを出されてもあまり笑いに繋がっていたようには見えず。
その辺の描き込みが足りていないの部分がギャグの空回りに繋がっているのだと思うのですが、どうでしょう?テンポ自体は悪いとは思えませんでしたので、共通認識の構築が出来たいたらと惜しい気持ちで一杯でございました。