デュラララ!! #17『有為転変』

園原杏里と罪華の真実が明らかになったお話。
現実から逃げ出し入り込んだ安住の地も現実と地続きであることと、何もない退屈な日常こそが非日常であると喝破してみせる杏里の格好良さに惚れる(笑)
だからこそその「非日常」の平穏を乱そうとする者たちと戦うと決意してみせるが、それすらも「臨也」の手のひらでしかないというお話の結末がどこに向かっているのか増々不透明に。
大きく動き出す「世界」(池袋限定なのですがね)が、「帝人・正臣・杏里」のミニマムな世界へ収斂するのでしょうか?
臨也のテーブルゲームではありませんが、この「ゲーム」には「ジョーカー」が多すぎます(笑) 臨也がコントロールしているように見えるのですが、「セルティ」はもちろん「静雄」や「サイモン」それに「ドタチンとその仲間」・・・。
いやまともなカードは一枚もなく、ジョーカーだけでカードゲームをしていそう。そもそも参加者全員が別のカードゲームをしていると書いた方が正しいのか(笑)
そういう異常な状況でどのようなクライマックスを用意して下さるのか。楽しくなってまいりました。
それと今回は「静ちゃん無双」の作画だけでも十分楽しめました。もう一歩弾けて「イメージ」の奔流のような作画でも宜しかったと思いますが、やりすぎると本作の「味」から離れてしまい兼ねませんのであれ位が適切なんでしょうねぇ。