鋼の錬金術師 第56話『大総統の帰還』

毎週クライマックス続きですと、さすがに疲れてまいります(笑) 贅沢な話でございますが、この至福の時間ももうすぐ終わりですので、一回一回を大切に噛み締めたいと思います。
今週の注目点はEDでのキャスト表一枚目の平均年齢の高さ。「家弓家正」さん78歳、「石塚運昇」さん59歳、「堀勝之祐」さん69歳、「柴田秀勝」さん73歳・・・。「中村悠一」さん(30歳)が浮いております(笑)
大ベテランの渋い演技に支えられていることも、この作品の魅力ですね。主役の二人がとうとう登場しませんでしたので(笑)、良い機会でしたので書き記しておきます。
本編。
「上」と「下」の戦い。もっとも「上」の勝利も「下」の結果次第では意味がなさそうなところが辛いですね。でもそれは物語を見ている者の視点であって、作中の登場人物はその場その場で「明日」を賭けて戦っている訳でございまして、その命の輝きがまた辛い(笑)
バッカニア大尉とフーはここまででしょうか。特にフーは「憤怒」に取りつかれているようで危険。マスタングが個人的怒りから解放されて救われたのとは対照的です。あのままマスタングがエンヴィーを倒したら、その「if」をフーが背負わされるとしたら・・・、辛い
そしてブラッドレイ。彼は外のホムンクルスと違い歳を取りますから「不死」ではないのでしょう。彼がその身を捧げてまで手に入れようとしたものとはなんでしょう。色々の疑問ももうすぐ答が出ると思いますが、それも辛い
エンヴィーのエピソード以来、彼らの戦いが虚しくなってなってしまいました。必死に生きようとするのは人間もホムンクルスも同じ。でもそれら全てを無にする「約束の日」はもう直ぐやって来るのです。・・・辛いなぁ(笑)
「辛い」ことばかりの感想でございました。この辛さをエドとアルが救ってくれるのでしょうか?・・・それ以前に次回は出番があるのか!不安です(笑)