HEROMAN EPISODE#2『ENCOUNTER』

ヒーローマンを手にしたジョーイは、嬉しさと不安に心が揺れていた。そんな時遂にスクラッグによる地球征服の侵攻が開始され街は大混乱。
スクラッグたちは自分たちを呼び寄せたデントンを確保しようと学校へやってきたが、ジョーイは意を決してヒーローマンと共にスクラッグの前に立ちはだかるのだった、というお話。
歳を取りますと疑り深くなりまして、「まあスタン・リーさんだからダークな展開になるんだろうな」なんて考えてしまう訳ですが、現時点では主人公ジョーイにその兆候は見られません。
もっとも、手順通り「身に余る力を手にして戸惑う」主人公の描写はありましたが、そこでジョーイがウダウダと悩む前に敵を出現させて「持っている力の正しい使い方」に素早く移行してしまう辺りは、作劇として正しい、と申しますか好ましいです。
原作者や制作陣を考えますと、絶対心理面の描写に時間を掛けてしまうと思いますし、それはそれで作品に奥行きや陰影を作ってくれるでしょうから期待しておりますが、まあ2回目でやるお話じゃありませんしね。
ロケハンへ行ったと思いますが、背景美術、とくに「私のイメージとしての」アメリカの街が美しい。そしてまだまだ頑張っている作画も見事でございます。「鋼」といいボンズの制作能力の高さは凄いですね。今回はいかにも「チアリーディングしてます」といった健康的なリナの「ふともも」に目が釘付けでございました(笑)
そしてリナの兄・ウィルの嫉妬心が波乱を呼びそうな気もいたしますし、色々と今後が楽しみでございます。