HEROMAN EPISODE#1『BEGINNING』

ネット配信の視聴は控えようかと考えておりましたが、とりあえず試し観しいようと「Gyao」で視聴。・・・「バンチャ」の方が一週早い更新のようで、もう第二話が公開されていたことに今気が付きました(笑) この流れですから全話無料公開されるようなので継続視聴の予定。
日本語表記ですと「ヒーローマン 第一話ビギニング」ですが、原作のスタン・リー氏に敬意を表して英語表記のまま進めます。
元々日本のアニメって無国籍な部分が多く見られまして、よほど特定の地域に拘っている作品でもございませんと、舞台が日本であろうとアメリカであろうと違和感は感じません。しかし「コヤマシゲト」氏のデザインでございますから、今のところこの作品の舞台がアメリカである必然性も感じられないのではございますが。
ただ原作者が創作をする上で、知っている場所を舞台にするのと知らない場所を舞台にするのでは細かい部分で問題が出てきそうですからこの選択は正しいと思います。・・・もっとも本作をアメリカで売り出すための措置という可能性の方が高いのでしょうが。
第一話。最近めっきり見かけなくなった由緒正しい導入部でございました。貧しいけれど前向きな主人公が、壊れたおもちゃのロボットを修理し、落雷で命が宿る。この辺は「フランケンシュタイン」へのオマージュかもしれませんが、とにかく日本のアニメでは古い導入部でございます。
マッドサイエンティスト(?)のデントン先生の呼びかけで宇宙人が侵略しに来ると言うのも古い。ですが侵略者の実像が最後まで謎だったり、侵略者の都合ばかりに視点が置かれたりと言う、ある意味袋小路に嵌り込んでしまった日本のアニメを多く観てまいりますと、これはこれで新鮮に感じました。
で、それらを引き立たせるようなボンズの作画は見事でございました。心なしかいつものボンズより生き生きとした作画に見えたのは・・・、多分気のせいでしょう(笑)
今後の焦点はジョーイと「ヒーローマン」の心の交流になると思いますが、日本式な「ウェット」な展開になるのか、アメリカンな「ドライ」な展開になるのかが見物。同時に、明るいロボットアニメであればいいなぁとも考えておりますが、スタン・リー氏だとそうはならないのでしょうねぇ。
今回一番目を引かれたのが、ジョーイの先生の「オッパイ」だったことは秘密です(笑) いや、さすがアメリカ。