とある科学の超電磁砲<レールガン>第22話『レベル6<神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの>』

 事件の真相は木原幻生がチャイルドエラーを使い賢者の石能力体結晶練成生成・抽出したことから始まった事だった!ということが分かったお話。
 初春の黒子に対する怒りは未だ解けず。しかしそれが理不尽な怒りであることに気が付かなければ初春は前に進む事はない、と。甘ったるい幼い友情から、厳しくも真の友情への脱皮。ここが上手く描けるかどうかが本作の最終評価になるような気が・・・、あくまで個人的な評価なんですが。
 ひとつだけ気になった事がございまして、これまでの小さい事件とは違い学園都市全体の存亡に関わるような重大事であるにも関わらず、ジャッジメントレベルで対処している描写が不思議だなぁ、と。しかも美琴に至ってはジャッジメントですらありませんから。
 始めのエピソードや「スキルアウト編」ぐらいですと、美琴は巻き込まれた側面もありますから気にはならなかったのですが、さすがにこのレベルの事件に、例え「レベル5」の美琴とはいえ中学生が深入りして違和感がないかといえば違うような気がいたします。
 ここを納得させるだけの上手い流れが用意されていたならばと考えますと、「惜しい」としか書きようがございません。
 ・・・ここまでのエピソードから好意的に解釈いたしますと「美琴はなんにでも首を突っ込むお調子者」か「チャイルドエラーに対して過剰な思い込みがあった」なのでしょうが、どちらも決定的なエピソードがあったとは思えなかったのでそんな風に感じてしまったのかも知れません。
 さて、ラスボスは姿の見えない木原幻生なのでしょうか、以下次週。