デュラララ!! #08『南柯之夢』

 皆何かを探して右往左往している。しかし捜し物が見つかったとしても幸せになれるかというと微妙、というお話。…まあ、そう解釈しても当たらずといえども遠からずでしょうか。
 セルティの「首」は矢霧波江の弟である矢霧誠二の彼女(?)で、セルティの同居人である岸谷新羅は矢霧波江の「矢霧製薬」と関係があって、その「矢霧製薬」を門田京平を見張っていて、セルティは平和島静雄と仲良しさんで、といった風に当初バラバラだった登場人物のつながりが次第に見えてまいりました。
 いまのところ池袋を震撼させるような事件は…、いや、「人さらい」ですとか「首なしライダー」「平和島静雄」は立派な「事件」でございますが、その事自体で物語が動いているようには見えないのですが、そんな状態で8回観せてしまう手腕はなかなかでございます。
 登場人物が全員なんらかの「糸」でつながれるまでこの状態なのかな? 今の状態は「状況」はあっても「ドラマ」がない(足りない)ように感じておりまして、そろそろ何か大きな動きを観せて頂きませんと飽きちゃう可能性を否定出来ません。そろそろ「何か」お願いいたします。